アルパカの方が好みだった
誰でも知っているであろう安旨ワインアルパカ。チリにあるサンタ・ヘレナというワイナリーのワインで、アサヒが輸入している。スーパーでもコンビニでもあらゆる場所で姿を見かけるワイン。本当にどこでも売っているしそこそこ美味いので、2022年の輸入スティルワイン市場売上金額No.1(アサヒ公式HPより)と聞いても、「まあそりゃあそうかもね」という感じである。
ラベルの謳い文句は「チリの名門サンタ・ヘレナ社お届けする高品質ワイン『アルパカ』。レモンやグレープフルーツの果実味とフレッシュな味わいが魅力のワイン」
対するグラン・アンデスはセブン&アイのプライベートブランド商品。以前まで販売されていたアンデスキーパーの後継っぽい。そう勝手に思っている。同じくチリのセントラルヴァレー産ワインのようだが、ラベルにも公式HPにもそれ以上の記述はなし。アンデスキーパーは個人的にかなり高評価だったので、こちらも期待。
ラベルの謳い文句は「フレッシュでとてもアロマティックな香り。口の中でシトラス果実の味わいが広がり、飲んだ後も口の中に心地よい酸が持続します。グリーンサラダ、軽めに味付けした前菜、シーフード料理などとよく合います」
今回は基準となる安旨ソーヴィニョン・ブランを決めたいと思い、両者を購入して飲み比べをしてみた。
比較
色:ほぼ違いなし。どちらも薄い緑。
値段:どちらも近所のイトーヨーカドーで税込547円にて購入。グランアンデスは近公式HPどおりの価格。アルパカはお店によってはもう少し安いはず。
味と香り:アルパカはグレープフルーツの爽やかな果実味と適度な酸味がある。舌からその脇にかけて酸っぱさが広がる感覚。香りはレモンや青リンゴかな。ソーヴィニョン・ブランらしい。対してグランアンデスはアルパカより酸味が弱い。果実味も弱目でぼやけた感じ。香りはアルパカと似たような柑橘系。「飲んだ後で心地よい酸が持続」と書かれているが、そんなこともなかった。総じてソーヴィニョン・ブランにしては薄いという印象。
値段を考慮するとどちらも美味しい。ただし、どうしてもグランアンデスは薄い。アルパカの方がやや辛口だからとか、そういう理由ではなさそう。料理によってはグランアンデスが合うのかもしれない。或いは、あまり酸味が強くないのが好みならばグランアンデスはあり。ただ、それならばソーヴィニョン・ブラン以外を選べばいいような・・・
値段や味、さらに販売店の多さも考えると、個人的にはアルパカ一択。安旨ソーヴィニョン・ブランの基準はやはりアルパカ。
コメント