地区随一のケーキ屋
相鉄いずみ野線弥生台駅より徒歩1分、2018年に出来た比較的新しいケーキ屋さん。どうも相鉄沿線名店プロジェクトの一環らしい。オーナー兼パティシエはあのYUJI AJIKIで修行をしていたとのこと。
飾らないおしゃれな外観が目を引く上に、周囲に甘い極上の香りが漂っている。この付近に住んでいたらこの芳香に抗うのは難しそうだ・・・。
立地的に電車が便利だが、車ならば駅前の相鉄ライフ弥生台の駐車場が使える。入庫から30分以内なら無料なので、サッと買ってくればいいし、相鉄ライフで1,000円以上買い物してもよい。
訪問時は週末の11時頃で、ケーキは出揃っていた。こじんまりしたお店ではあるが、プリンを含めショーケースには10数種類が並び、ケース上に焼菓子も置いてある。ここでもまた、ケーキを選ぶ幸せを存分に楽しめる。なお、土日祝限定のケーキもあるとのこと(公式Facebookより)。
相鉄沿線だけあって、「おがにゃんショコラ」や「おがにゃんプリン」といったコラボ商品も販売されている。
今回はホールケーキが一つだけあったが、置いてないことも珍しくないので、ホールで欲しい場合は予約が吉。
なお、創作ケーキも受けてくれるようだが、上手くイメージを伝えられる自信がなく、どの店でも試したことがない・・・
ラズベリーのフォンダンショコラ
今回購入した中で一番の当たりがこちら。率直に言って絶品。
ショーケースの説明書きを引用すると
「フランス産ヴァローナ社チョコレート “NANJARI 64%” を使用したラズベリーのガナッシュが中から溶け出す、濃厚なフォンダンショコラ」
フォンダンショコラなのでレンジで30秒温めてから食べろとのことだが、25秒ほど温めた結果がこんな感じである。
濃厚との謳い文句に違わず、程よく溶けた濃ゆいチョコレートが溢れ出てくる。そしてチョコにいいアクセントを添えるラズベリーガナッシュ。重いはずの味わいに変化を与え、ペロリと1つ食べてしまえる。間違っても上に乗ってるラズベリーを先に食べないように。
このケーキはこれだけでは終わらない。下手なチョコレートケーキのスポンジよりも生地にチョコ感がしっかりあり、チョコレート気分を存分に満たしてくれるのだ。
しかし、こういうケーキを食べる度に思うが、ラズベリー・カシス・フランボワーズの仕事ぶりには脱帽。
ビッシュ オ ノワ
直訳すれば「クルミの切り株」。「ビッシュ」となっているが、Bûcheなのでビュッシュというかブッシュ・ド・ノエルのブッシュと同じで、名前の通りクルミのケーキ。クルミはグルノーブル産とのことで、OGASWEETSの素材に対するこだわりが感じられる気がする。
さてこのケーキ、一言で感想を言うと「大人の味」かなと思う。クルミ感が強い点はまさに名は体を表すであり、期待を裏切らない。一口目、二口目、三口目・・・確かにこれはおいしい。が、上部・内部の濃厚なバタークリームのパンチ力もあって、独りで1つ食べているとやや飽きがくるのも否めない。子供にはウケないタイプのケーキに思える。大人でも他のものと一緒に買っていき、半分こなりして食べるのが最善かもしれない。そんなちょっぴり色物感もあるケーキ。大のクルミファンなら絶賛なのか・・・?
ショートケーキ
こちらは超正統派いちごのショートケーキ。OGASWEETSのスペシャリテとされている。
きめ細かく舌触りのよいクリームがとろける感じで好印象。そこに自然な甘さを乗せたスポンジが上手く組み合わさる。個人的に少し甘みが強いかと思うが、そこが却って良い具合を醸し出している気がする。心地よい軽さのケーキで、あっと言う間に平らげてすこしもしつこくない。流石スペシャリテ。
個性派のケーキが多数並ぶ中で、オーソドックス過ぎるが故に選ばれにくいのではなんて心配もしてしまうが、複数買うならば候補として申し分ない。
総評
こじんまりしつつも華やかで個性派のケーキを揃えていて、選ぶ楽しみが溢れるお店になっている。ケーキはどれも工夫されていて、そのおいしさにまたすぐに買いに行きたくなってしまう。公式サイトやfacebookでしっかり情報発信していて、新作や季節のケーキをチェックして買いに行く楽しみがあるのも好印象。★5でわざわざ訪れたいお店。
周囲にこれでもかとスイーツな香りを漂わせているため、近くを通ったらまた買ってしまいそう・・・
OGASWEETS
住所:神奈川県横浜市泉区弥生台14-1
営業時間:11:00~17:00
定休日:水曜(火曜も休みの場合あり、Instagramで月毎の休みの掲載あり)
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