二強に挟まれた悲劇(?)のケーキ屋なのかも
弥生台駅南口より緑園都市方面へ歩き、国際親善総合病院を過ぎた先にあるケーキ屋さん。駅からは徒歩10ぐらいだろうか。
お店の前が駐車場になっていて4台ほど停められるが、他のテナントと共有になっていて、埋まっていることもままある印象。一部停めにくいのが難点。
訪問は平日の真昼間。こじんまりした清潔なお店で、奥にイートインスペースがある。来訪時は子連れのお客さんがいて写真は撮れず・・・
イートインがあるくらいなので、当然ドリンクもあるし更にはソフトクリームも販売している。表の看板に依れば、この日は期間限定苺&バニラ味。夏はもっと種類が増えるのだろうか。
ショーケースはちょっとスカスカしていて、少し寂しい印象。売り切れなのか何なのか、プレート表示のみで品物がない部分がちょっと目立ってしまう。全てのケーキが出揃うのは午後なのかもしれない。
何気に、ショーケースの上のクロワッサンが美味しそうだったので、こちらも買ってみれば良かったと後悔。この前のパティスリートゥジュールもそうだけど、ケーキ屋のパンも色々買って試してみたいところ。
ちなみに、卵は大矢養鶏場のものを使用しているらしい。同じ弥生台駅前のOGASWEETSも同養鶏場の卵を使っている。
ムースフランボワ
説明書きは「甘酸っぱい木苺のムース」。スポンジとムースの2段構造。ムースは比較的硬めで、どこかババロアに近い感じ。フランボワーズだから当然かなり酸味がある。スポンジはややボソッとした印象。ノーマルな甘みだと思う。
最下段のスポンジの硬さが一口ごとに気になってしまう。前述のとおりムースも硬めだから、全体的にガチッ・パサッとした感じのケーキ。そしてこの硬さがかならずしもプラスに働いていない。「ムース」からもっとしっとりしたものを勝手に描いていただけに、ちょっと期待外れな商品になってしまった。どうしてもフランボワーズの酸味で舌を刺激したい時向けかなあ。
苺ブラン
スポンジ3段の極めてオーソドックスなショートケーキ。ちょっと小振り。クリームはドッシリ系で甘さ強め。クリーム層は2段だが、ケーキのサイズに対して結構イチゴが入っている。スポンジもふわりとうよりはどしっとした感触だが、クリームには合っていると思う。全体的に甘めな仕上がり。特徴には欠けるかもしれないけど、美味しいしハズレがない期待通りの味でもある。
タルトバナーヌ
今回の当たりケーキ。クルミが上に散らばっていて、下はやや甘さ控えめなクリーム。しっとり滑らかな感触で美味しい。ショートケーキよりこっちのクリームの方が好み。中央にはバナナ、そしてバナナクリーム。その下にはちょっとビターなチョコレートがあり、下は名前のとおりタルト生地。
味はやや単調なんだけど、どこかホッとする甘さと美味しさがある。チョコの甘さが全体マッチしているからかな。バナナ・チョコレート・クリームの味がいい感じで合わさって、もう一口、もう一口とあっという間に食べられるケーキ。これで410円はなかなかお値打ちではなかろうか。
総評
ケーキの種類が少なくて、ショーケースが寂しかったのが何より残念(行ったタイミングが悪かった?)。ケーキは小振りながら値段を抑えてあって、買い求めやすくはなっている。ただ、今回購入したケーキはそこまででもなかった、と言ったら失礼だろうか・・・
最寄りの弥生台にはOGASWEETSがあるし、隣の緑園都市にはラ・ベルデュールがある。後者は横浜では名の知れたケーキ屋だし、前者は個人的にこの周辺で一番だと思うお店。二大巨頭(勝手にそう呼んでいるだけだが)に挟まれた立地になり、どうしても影が薄くなっている印象。
店内にイートインスペースがあり、訪問時も楽しそうにお茶とケーキを楽しんでいる方がいた。ソフトクリームもあるし、単にケーキを買って帰るだけでなく、ゆっくり店内で味わうのがこのお店の魅力なのかも。暑い夏に冷えた店内で食べるソフトクリームは確かに美味そうだ。そういう意味では、まだまだ味わっていない魅力がありそうでもある。
Pâtisserie RENCONTRE (パティスリーランコントル)
住所:神奈川県横浜市泉区弥生台29-1
営業時間:1000 ~ 1900
定休日:水(祝日の場合は翌日休み)
公式サイト:Facebookはこちら
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